この業務は、「公文書の管理に関する法律」に沿って現状の問題点を洗い出し、新たな文書管理体制を整備するためにファイリングシステム構築計画を策定することを目的としています。また同時に書庫及び文書保管スペースの設計に資する、必要収納量の算定及び文書保管キャビネットの形状を提案する業務です。
平成28年度は、庁内の文書量等の調査を実施し、場所別、所属別、一人当たりなど、文書量の実態を報告すると共に、これからの文書量の削減目標の算定、文書管理の方向性を示しました。また、担当課へのヒアリングを通じて文書取扱規程の運用状況を確認しながら、再構築計画の策定、文書保管キャビネットの形状提案を開始しました。
平成29年度は、引き続き、文書削減作業を実施すると共に、各部署の課題・要望、文書の管理状況について詳細なヒアリングを行いました。また定期的に全庁職員を対象とした説明会や報告会を実施し、文書削減、文書管理の意識醸成を図っています。
平成30年度は、新たに策定したファイル基準表にもとづき、庁内のモデル課による文書管理の先行実施と検証、その後に全庁展開を図る予定です。これにより柏崎市で管理されるすべての公文書の登録が完了し、新たな文書管理体制が完成します。
この後も文書管理フィリングシステム構築計画の完成に向けて、なお、時代を見据えたこれからの自治体の文書管理、あるいは「新しい働き方」のご提案を行ってまいります。
2014年11月、この「Fステーション」の開設にあたり、業務改革の一環として文書管理ファイリングシステムの導入を決定されました。弊社は、翌2015年7月31日までの8か月間をご契約期間として、ファイリングシステム構築のお手伝いをさせていただきました。
はじめに、全職員様を対象とした「概要説明会」を開催して、ファイリングシステムの意義や目的の理解からスタート。次に法人内に「ファイリング推進委員会」を発足し、推進委員を中心に具体的な作業を進めてまいりました。文書の廃棄から、ファイル管理表の作成、ファイリングシステム試行、運用マニュアルのご提供、そして完成報告会と順調に導入作業は推移しました。
ファイリングシステムで最も重要なことは、運用の維持、継続です。完成一年後に実施した報告会においても、皆さんが工夫されながらもシッカリと維持管理していることを確認いたしました。これからのロングラン様の益々のご発展をお祈り申し上げます。