タイムレコーダーは19世紀後半にアメリカで雇用者の賃金計算を円滑にするために発明されました。当初は紙テープに時刻を刻む方式でしたが、しばらくしてタイムカード方式のタイムレコーダーも登場しました。
日本では1931年に天野製作所を創立した天野修一によって国産第1号のタイムレコーダーが開発されました。このタイムレコーダーは機械による字送りや電気による時刻印字の機能を備えた画期的なもので、時の総理大臣濱口雄幸の奨励を受けるほどでした。1947年に労働基準法が交付されると、企業のタイムレコーダーへの需要が高まり急速に普及しました。
天野製作所は現在のアマノ(株)で、タイムレコーダーのシェアNo.1を誇っています。