1997年にはPitブランド初のテープのりが登場します。修正テープの技術を応用し、粘着テープが用紙の接着面へと押し出されます。「スティックのりよりも更に素早く綺麗に貼れる」と、オフィスを中心に定着していきました。
テープのりの構造は、のりの層とベーステープの2層になっています。のりの成分には安定性の高いアクリル酸エステル樹脂を使っており、セロハンテープやガムテープのように、劣化してはがれることはありません。ベーステープには、シリコンでコーティングしたグラシン紙や、薄いプラスチックフィルム(PETフィルム)を使い、テープの強度を保ちます。
1971年より延べ36種の「Pit」商品が開発されました。「貼る」にこだわった商品が今後も展開されていくことでしょう。